[アロマホ日記＠仙台]

2024年02月21日

講座では受講してくださる方に
申し込んでくださったきっかけを
お聞きしてますが


自分のきっかけって
言ってなかったな〜って


私はアロマセラピストになったあと
東京の介護施設や病院で
訪問アロマケアのために
介護の資格をとって


東京に通って
有料アロマケアをしていました


介護施設に訪問するのが
初めてだったので


どう接していいか
わからないことばかりで
施術に身が入らなくて
困った時に


介護の資格をとってるから
仙台で特別養護老人ホームで
経験を積むため
働き始めた時の話なんですが


私の働いていたフロアでは
重度の認知症で
日常生活が難しい方が
多く暮らしていました


家族の方はほとんど
いらっしゃることがなくて
実際、ご家族が会いに
来ているのは月に１人いるか・・・


ある日、お母さんに会いに
娘さんがいらっしゃって
「お母さん」って声をかけるんだけど
本人は・・
「誰・・？」って


私の方を見るばかりで
何も答えられず
表情も初めて会う
他人への表情でした・・


スタッフとして働いていた
私は、接し方のコツを知っているので
普通に声をかけたり
会話をしていたので普段は
気が付かなったんだけど


声をかけた反応に
ショックを受けられて
その後、娘さんは
少し離れた席から


私とお母さんが話しているのを
じっと切なく、悲しい目で
見つめていた姿が今でも
目に焼き付いています


本当は話たいのに・・
笑顔が見たいのに・・
何かしてあげたいのに・・
そんな心の声が聞こえてくるようで

私は胸が苦しくなって
目頭がジーンとなっていました


会話ができなくても
せめて触れてほしい
生きている間に！


あたたかい肌の温もりを
もう一度、感じあって欲しい


そんな思いで
自分自身でアロマハンドケアを
の内容を講座として始めました


「会話ができないから会えない」
「会いたいけど・・何もしてあげれない」


そんな気持ちで
もし大切な方の命の最後を
迎えたとしたら・・


そんな悲しい思い出を一生
心に残してほしくはありません




これからも
見送る側の心の支えとして
そして大切な人の
そばにいられるように
続けていこうと思っています


あなたは今
誰と触れ合いたいですか？